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映画『正体』の主人公役が判明!原作ネタバレあらすじ、感想や無料で楽しむ方法を紹介!

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この記事では11月29日映画公開予定の『正体』について紹介します!
原作は染井為人さんの『正体』
脱獄した少年死刑囚の逃走劇を描いたドキドキハラハラの社会派サスペンス小説です!

映画『正体』主人公役

映画上映予定の『正体』ですが、最近まで主演の俳優が明かされていませんでした。
しかし、ついに主演が判明!
主人公の鏑木慶一を演じるのは・・・横浜流星さんでした!


映画『正体』

あらすじ

日本各地を潜伏し逃走を続ける、5つの顔を持つ指名手配犯
彼と出会い、信じる、疑う、恋する、追う4人——彼は凶悪犯か、無実の青年か?

殺人事件の容疑者として逮捕された鏑木(横浜流星)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す488日間。彼の正体とは?鏑木の計画とはーー。

映画『正体』公式サイトより抜粋

映画公開日

11月29日金曜日 全国公開予定!

キャスト

鏑木慶一:横浜流星
安藤沙耶香:吉岡里帆
野々村和也:森本慎太郎
酒井舞:山田杏奈
又貫征吾:山田孝之

監督・脚本

監督:藤井道人
脚本:小寺和久藤井道人

原作小説『正体』無料で楽しむ方法

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原作小説『正体』あらすじ

埼玉一家惨殺事件の未成年死刑囚が脱獄する。24時間フル稼働する東京オリンピック施設の工事現場、介護者の人手不足に喘ぐ千葉のグループホーム……。その場所に突然あらわれ逃亡そして潜伏を繰り返す彼の目的とは? 少年死刑囚の脱獄488日を追う!


原作小説『正体』あらすじ※ネタバレあり※

ここから先はネタバレありで結末までのあらすじを紹介しますので、映画を観る予定の方、原作をまだ読んでいない方などは注意してください!!

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プロローグ 脱獄から1日

卒業を二週間後に控えた高校生の舞はニュース速報で<拘置所から少年死刑囚の鏑木慶一(かぶらぎけいいち)が脱走した>というニュースを見た。鏑木は、1年半前に埼玉県の一家三人を殺害した罪で死刑判決を受けており、今もなお逃走中ということだった。

一章 脱獄から455日

鏑木慶一は桜井翔司と名乗り、千葉県の住宅型有料老人ホーム『アオバ』にアルバイトの面接を受けます。

面接を担当したのは社員の四方田保(よもだたもつ)と社長の佐竹。
面接もそこそこに社長の佐竹は桜井に採用を言い渡します。
採用後の桜井の働きぶりはというと、適応力が高く、すぐに介護の仕事に慣れ、とても優秀でした。

アオバの二階には井尾由子(いおよしこ)という利用者が入居していました。
由子は、55歳で、若年性アルツハイマーを患っています。
実は由子は退職後に息子夫婦と同居していたのですが、家族を惨殺されてしまった過去がありました。そしてこの事件の犯人として逮捕されたのが鏑木慶一でした。

ある日、桜井は、二階に持ち場を替えたいと保に切り出し、保はそれを承諾しました。


二章 脱獄から33日

鏑木慶一は遠藤と名乗り、建設現場で日雇い作業員として働いていました。
建設現場で働く他の作業員からは「ベンゾー」と呼ばれています。

建設現場で働く野々村和也は「有明テニスの森公園」の建設場で日雇い労働をしていた。
ある日、仕事仲間の平田が仕事中に右肩を負傷し、現場を休まざるを得なくなってしまいました。

会社から労災などが下りず、平田の生活費について困っていた和也は、いつも法律の勉強をしている分厚いメガネを掛けたベンゾーと呼ばれる遠藤に相談します。

後日、ベンゾーは会社相手に平田への見舞い金を捻出させました。
それからというもの和也は遠藤に対して只者ではないと、興味を持つようになり、仲を深めていきます。

ある日、和也はたまたま流れていた鏑木慶一のニュースを見ていると、口元の黒子がベンゾーと同じ位置にあり、身長も一緒ということを知ります。
その日から和也はベンゾーは鏑木慶一ではないかと疑うようになり、ベンゾーの休日の行動を尾行したり、過去について調べました。

ある夜、和也は迷いながらも警察に通報しようと電話を掛けるも、ベンゾーとの間に友情を感じていたこともあり、無言で電話切りました。
しかし、その様子をベンゾーに目撃されてしまいます。
その翌日、ベンゾーは姿を消しました。

数日後、建設現場に警察がやってきて、和也はベンゾー(鏑木慶一)について尋ねられますが、ベンゾーが鏑木慶一だとは全く気付かなかったと証言しました。



三章 脱獄から117日

鏑木慶一は那須隆士と名乗り安藤沙耶香が勤務するメディア会社で在宅ライターとして雇われていました。

沙耶香は那須(鏑木)が給料受け渡しのために初めて雇用先の会社に訪れた際に初めて顔を合わせます。
那須は髪を金髪にし、カラコンとメガネを装着してジェンダーレス男子のような装いをしていました。

那須と初めて顔合わせした夜ひょんなことから一緒に食事を共にしました。
沙耶香は初対面にもかかわらず、これまで家族や友人にも話したことのないような秘密や悩みを話しました。

みじめで情けない話を真剣に傾聴する那須に不思議な魅力を感じる沙耶香。
食事も終わるころ、那須がスーツケースを持っていることから帰る場所がないなら家に来ないかと半ば冗談で提案すると、那須は本当に沙耶香の家に来ると言いました。
その日から沙耶香と那須の奇妙な共同生活が始まり、沙耶香は那須との生活に幸せを感じていました。

ある日、沙耶香は待ち伏せしていた元交際相手の矢川によって乱暴されそうになります。
間一髪で那須が帰宅したため矢川はその場を去りました。数日後、沙耶香は矢川から電話で「那須が鏑木慶一に似てないか?」と言われました。
電話をすぐ切ったの沙耶香ですが、疑念が残るのでした。

那須との生活も3ヵ月ほど経過したころ、矢川の通報によって又貫という刑事が沙耶香の家に現れます。

沙耶香は那須に身を隠すように言い、危機を脱したかと思った直後に再度強引に押し入ってきた又貫によって那須は見つかってしまいました。

沙耶香は又貫に飛び掛かり「逃げて!」と叫びます。
そして、那須(鏑木慶一)はベランダから外に飛び出していきました。


四章 脱獄から283日

舞台は長野県にある『山喜荘』という旅館。
鏑木は袴田勲(はかまだいさお)という偽名で住み込みのバイトをしています。

山喜荘で住み込みバイトをしている53歳の渡辺淳二はリゾートバイトで全国を転々とする23歳の亜美にスノボーに誘われ、袴田(鏑木)を加えた3人でゲレンデに向かいます。
この時、リフトの上で、淳二から彼女はいないのかと尋ねられた袴田は「少し前に離れ離れになってしまった」と話しています。

12月30日、淳二はいつも通り仕事をしていると周りの皆の態度がよそよそしいように感じます。仲の良かった亜美までもが様子がおかしく、不思議に思っていましたが、袴田だけはいつも通りです。
周りの態度がいつもと違うことについて袴田に尋ねてみると、ある動画がきっかけだと袴田は気まずそうに事情を話してくれました。

ある動画とは、淳二が弁護士を辞めるきっかけとなった動画でした。
動画の内容は、淳二が電車で女子高生に痴漢を疑われ、その女子高生を突き飛ばして逃亡し、周りの人たちにに取り押さえられる一部始終が録画されていたものでした。
最終的には当の女子高生が「違う人かもしれない」と過失を認めてくれたのでしたが、この動画が世間に拡散されてしまったことで弁護士を辞め、現在、山喜荘で働いていたのでした。

結局、どんだけ再起を図ろうと努力しても過去の冤罪によって爪弾き者にされることに絶望した淳二は自らの命を絶とうとしますが袴田に止められます。
淳二は袴田に「あの動画は冤罪だと話したら信じるか?」と問うと袴田は淳二を強く抱きしめて「信じます。ぼくにはわかります」と涙声で答えました。

翌日の大晦日、袴田から勇気をもらった淳二は山喜荘で最終勤務をしていました。
そこへ、大旦那から淳二の給料がなくなってしまったので後日振り込ませてくれと頼まれます。

その後、盗難の可能性が高いということで警察が来きました。
袴田はそのタイミングでトイレに行く部屋を出ます。これが淳二が見た袴田の最後の姿でした。犯人は姿を消した袴田だと思われましたが、大旦那でした。

盗難事件のあと袴田勲が鏑木慶一だとわかり、何台ものパトカーが山喜荘にやってきました。

今までの袴田(鏑木)の言動から人を殺したとは思えない淳二。
淳二は、その時、横にいる亜美に「わたしは信じる」と言い、年が明けました。

五章 脱獄から365日

舞台は山形県。鏑木慶一は久間道慧(ひさまみちとし)と名乗っている。

ミノリ製菓でパートとして働く近野節枝は、パート仲間の大久保信代に誘われ、もう一人のパート仲間、笹原浩子(井尾由子の妹)と共に新興宗教「救心会」の説教会に参加した。三人は説教会の終わりに久間(鏑木慶一)と出会う。

後日、ミノリ製菓でに派遣のバイトとして入社した久間と再会した。
久間は若年性アルツハイマーの母と同居していると語った。

ある日、救心会の帰り道に信代は事故を起こして男の子に重傷を負わせてしまいました。
その車には節枝と浩子そして久間が同乗していました。
久間は迅速な対応をしてその場を去り、それからというもの姿を見せませんでした。

事故から数日後、節枝は振り込め詐欺に遭い、大金をだまし取られてしまいました。

振り込め詐欺に遭い、落ち込んでいた節枝を励ますために、浩子は「救心会」へと強引に連れ出します。
「救心会」へ車で向かっていると、突然バイクで現れた久間から「救心会」の闇をまとめた資料を手渡されました。
実は、「救心会」は会員の個人情報を徹底的に調べ上げ、詐欺グループなどの闇の組織や会社に売っていた悪徳宗教だったのでした。

久間は二人にお世話になりましたと挨拶をし、その場を去ります。



六章 488日

舞台は一章の老人ホーム『アオバ』
プロローグで登場した高校生の舞は高校を卒業後、美容専門学校に入学するも中退して実家に帰っていた。

舞は母親の勧めでアオバで勤めていた。
休みの日でも職場に行きたいくらい仕事を楽しく感じていた舞は、先輩パートの桜井(鏑木)に恋心を抱いていた。

ある日、舞は夜勤の際に、二階で桜井と井尾由子が話している場面を目撃した。どうやら桜井が由子の過去について思い出すように促している様子でした。

舞は休日にYoutubeで鏑木慶一の死刑は時期早々と必死に訴えている動画を目にする。
動画で語っているのは過去に痴漢で捕まった自称弁護士の中年の男だった(※四章で登場した渡辺淳二)

いつものようにアオバで勤務した舞は、井尾由子の妹の笹原浩子(※五章に登場)から、急遽このあと面会に行く旨の電話を受ける。
保の指示で舞は桜井にそのことを伝えると、桜井は顔色を変えた。
その後、桜井は体調不良を理由に早退してしまう。
そして、舞はたまたま井尾由子が鏑木慶一の起こした事件の被害者家族ということを知ります。

後日、舞は夜勤の日に、また桜井と由子が話しているのを目に、気になって会話を盗み聞きし、もしかして桜井は鏑木慶一ではないのかと思い始めます。

舞はアオバの事務室から桜井の履歴書を撮影し、調べるてみると桜井の経歴は全くの嘘だったことを突き止めます。

アオバに出勤した舞は保に桜井は鏑木慶一だと思うと話します。
保はそんなはずないと信じられない様子でしたが、最終的には通報しました。

アオバにパトカーが到着し、刑事の又貫(※三章に登場)も現場に駆け付けました。
その様子を見た舞は二階に駆け上がり桜井に警察が来たことを告げますが、舞は慶一の人質にされてしまいます。

慶一は舞を人質に施設に立て籠もり、舞に事件の真相を語ります。

事件の真相

事件当日、鏑木慶一は井尾宅の近くで笑いながら走り去る男とすれ違い、井尾宅の中から女性の叫び声を耳にします。家の中には血まみれで倒れた女性と男児、包丁が刺さったまま倒れている男性と怯える由子がいました。慶一は応急処置をしていたのですが、警官に勘違いされ、パトカーで連行されてしまいます。
警察署の取り調べでは慶一の話は一切聞き耳を持たれなかった。
無実を訴え続けるも、弁護士には罪を認めないと死刑になると告げられ、泣く泣くやってもいない罪を認め、死刑判決が言い渡されたのでした。

事件の真相を語った後、警察がアオバに突入し、パンッという乾いた音が部屋に響き渡りました。

七章 正体

鏑木慶一はアオバで突入してきた警察に射殺されてしまいました。

事件から1ヵ月半ほど経ったある日、保から喫茶店に呼ばれた。
喫茶店には保の他に、「鏑木慶一さんを救う会」のメンバー野々村和也、安藤沙耶香、渡辺淳二、近野節枝が集まっていました。
鏑木慶一の死後、皆それぞれ、「鏑木慶一さんを救う会」慶一の無罪を信じて尽力していた。
和也は署名活動を、沙耶香は司法の間違いについて記事を書き、渡辺はYoutubeで慶一の無実を訴え、節枝は全国で講演を行っていた。

後日、舞は由子のもとを訪ね、あいまいな記憶だが、事件について話を聞きました。
そして舞は「鏑木慶一さんを救う会」に参加する決意を固めます。

エピローグ

全国民が注目する裁判が行われいた。
傍聴席には舞、保、沙耶香、和也、節枝。
弁護人席には渡辺淳二が立っていた。
裁判官が判決文を読み上げた直後、全員が立ち上がり、割れんばかりの絶叫と咆哮が法廷内に轟いた。
鏑木慶一の無罪が認められたのでした。



原作小説『正体』感想※ネタバレあり

鏑木慶一の正体は?

小説を読み進めるうちに、登場人物たちと同じように鏑木慶一は本当に人殺しなのか?と疑問に思いますが、時折見せる慶一の凶暴な一面が、もしかしたら本当に人殺しかも・・と思うようになり終盤まで正体が不明で本当にハラハラしました。
結果、慶一は冤罪で、正体は冷静で物静かですが、たまにおっちょこちょいがでてしまう人間らしい部分もある心優しい青年だったのでホッとしました!

私は最初から信じてましたよ!!

逃亡先で出会った人々

小説「正体」で個人的に特に好きな個所は、慶一が逃亡先で身分を偽りながらも様々な事情を抱える人たちと出会い、色々な体験をし、いろんな人たちの人生を大きく変えるきっかけを与えるところです!
特に沙耶香との共同生活はこのまま幸せに過ごしてくれ!と心の中で願っていました笑
沙耶香と別れた後、逃亡先で出会った人たちとの会話の中で沙耶香について語るシーンはウルっときてしまいました。

感動のラスト

七章からラストにかけては涙を流しながら読み進めました。
喫茶店にこれまでに慶一と出会ってきたメンバー集結し、それぞれ慶一の名誉挽回のために尽力していると知り、心を打たれました。特に、和也が舞の胸ぐらをつかんでベンゾー(慶一)について熱く語るシーンは最高でした!

エピローグでは弁護人席に立っているのが淳二というムネアツの展開!
判決が下された後に絶叫と咆哮が響いたとありますが、私も思わず咆哮しながら読み終えました。

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